朝のルーティンにひとつ作業が追加されました。FMラジオを流しっぱなしにすることです。2021.03.12音と暮らし
朝起きて、目覚めるまでに時間がかかるのです。スロースターターです。
目覚めるのに30分、出来れば40分は欲しいくらい。お湯を沸かす。コーヒーをドリップする。湯気の立つカップの縁から黙々と口に運び、時折かるく息をつく。ルーティンを意識もせずにこなして、ただ時間が過ぎ去るのを待つのです。
最近、このルーティンにひとつ作業が追加されました。FMラジオを流しっぱなしにすることです。
無意識にやっている工程ですから、操作は単純明快であって欲しい。電源ボタンも、AM/FMの切り替えも、音量調整も、水道の栓やガスレンジのノブを意識もせずに回せるかの如く。スマホをポチポチ、radikoはそんな朝にはちょっとそぐわない。
ラジオから流れる音の具合も大切。肌触りのよい生地のようにやさしく暖かくて、うるさくもなく、かといって耳に入ってこないわけでもない。そんな適切なボリュームが肝心です。耳に馴染む、これです。お湯の湧く音がシュワシュワと、ドリッパーのコーヒーが仄かな香りとともにコポコポと、のような。
Tivoli Audio 「Model One BT」
そんなわがままを朝一番から満たしてくれるのが、アナログラジオのついたTivoli AudioのBluetoothスピーカー。このアナログラジオならばすべてが完璧。一秒の経過が日中の10倍ほどかかっている感覚の、毎朝のゆるい時間にちゃんとテンポを合わせてくれるから。なんと気の利くスピーカーなんでしょうか。